主な特徴
1. 10Gを100km光伝送可能
10GBASE-RおよびOTU2eに準拠した信号を、SFP+モジュールを介して送受信を行なうポートを2つ備えます。OTU2e動作時はFEC機能をサポートし、最大6dBのパワーバジェット改善効果があります。これにより本製品と長距離伝送SFP+との組み合わせにおいて33dBの許容損失値を実現します。
2. FEC機能
OTU2e動作時はFEC(前方誤り訂正 (Forward Error Correction))機能をサポートしています。
RS-FEC及びeFEC I.4、eFEC I.7に対応することでエラー補正レベルの切替が出来、長距離伝送を実現します。
DN6710E(Rev.C以降)同士で対向でeFECI.4またはeFECI.7での使用を検討されている場合には、消費電力の少ないeFECI.7でご使用ください。
3. 動作モード
10GBASE-R⇔OTU2eおよびOTU2e⇔OTU2e・10GBASE-R⇔10GBASE-R変換の設定が可能です。
対向での光延長にも使えますし、DN6710E~DN6710E間にもう一台本製品を中継機として配置することで伝送距離の延長が可能です。
カスケード接続は10台まで可能ですので、最大900km以上の光伝送ラインを構築できます。
4. 転送速度
全転送はハードウェアにて処理していますので、フルワイヤ速度のパフォーマンスを実現しています。
5. リモートMC監視
同製品を対向接続した場合、設定スイッチによりLEDでリモート側MCの動作状態や電源状態を確認することが可能です。SNMPユニット実装のラックオプションに本機を実装することにより、本機のリンク状態や設定を監視・制御できます。中継ポイントに同製品を設置した場合(中継Mode設定時)、その機器もリモート監視の対象となります。
6. ループバック試験機能
SNMPユニット実装のラックオプションに本機を実装することにより、同製品を対向で使用した場合、光側対向機のループバック試験が可能です。
7. SFP+監視機能
SNMPユニット実装のラックオプションに本機を実装することにより、本装置に実装しているSFP+の状態(温度、発光レベル、受光レベル、電圧、バイアス電流等)読込が可能です。
8. リンク連動機能
本製品はLPT(Link Pass Through)機能は実装していませんが、本製品が接続される端末機器側のLFS(Link Fault Signaling)機能を使うことによって同様の効果が得られます。
※あらかじめ相互接続試験を行うことをお勧めします。検証機貸出しサービスはこちら
9. ラック収納
電源は添付していません。単体設置の場合は必ずDNHD2E-FANと組み合わせて設置して下さい。
その他サブラックオプション(DNHD12E,DNHD6E,DNHD4E)と組み合わせる事で複数台の収納やSNMP監視・電源2重化・様々な電源対応が可能です。
(各々のラック毎に搭載条件が異なり、高速ファンモジュールへの変更が必要な場合もございます。DN6710Eの仕様書や取扱説明書にて確認の上ご使用ください)
ダウンロード
- ダウンロード
- DN6710Eシリーズ
仕様書
2024.04
DN6710E(2024.4)【仕様書】
#10G
- ダウンロード
- DN6710Eシリーズ
仕様書
2024.04
DN6710E ラック実装条件②【仕様書 別紙】
#10G
- ダウンロード
- DN6710Eシリーズ
取扱説明書(ハードウェア)
2024.04
DN6710E(9.0版)【取扱説明書】
#10G
- DN6710Eシリーズ
外形図
2024.02
DN6710E【外形図】
#10G
ラインアップ及び標準価格
型番 | 本体価格(税抜) |
---|---|
DN6710E | 180,000円 |
※SFP+についてはこちらをご覧ください。